鯖その1

　鯖がおいしい季節になってきた。

　鯖というのは、小歯というところからきているらしい。
　小さい鋭い歯をもっていてなんでも食べてしまうのだ。

　庶民の魚という印象があるが、鯖、鰯の捕獲量は減るばかりである。
　原因の一つとして増えすぎた鯨が食べてしまうということがあるようだ。
　
　昔、将軍家に塩漬けにした鯖を献上したことが中元のはじまりともいわれている

　
　関鯖というものが最近流通技術の向上とともに有名になってきたが・・・これは下関の“関
”でなくて、大分県佐賀関の“関”です。

　＜関東以北のお客はそう思っている人がいるような・・・。＞

　この関鯖は関を挟んでいろんな言い分があるそうだ。
　愛媛からは、速吸瀬戸や豊後水道など。
漁獲卸の産地によって若干名前がちがったりもする。
　関鯖はいわばブランド化された商品。

　名前ばかりにとらわれないようにしたい。