白ダツ

　白ダツもしくは白ズイキともいう。
ズイキを土を寄せるか紙をおおって軟化させたものである。
　頭に白が付くとおり当然白い。

　山うどに対する、白軟うどと同じようなものだろう。

　ただ、この白ダツは大変高価で八百屋などではまず、見当たらないであろう。
　消費されるのは、大方、料亭やそれに順ずる料理屋だと思う。

　調理法は普通のズイキと同じと思っていただいていい。味もダツ自体にはない。

　えっ？！
と思われるかもしれないが、中華におけるフカヒレやツバメの巣なんてものも似たようなものでしょう。

　このダツをカツオを効かせただしに含ませ、冷やして召し上がる。
　（当然、この白い色はいかしたいので醤油をジャバジャバ使うことはない。ここが腕の見せ所！？）

　白いダツに青く振られた柚子が上品な清涼感をかもしだし・・・。
　シャキシャキとした歯ざわりと振り柚子の香りが、ホッと一息つかせてくれる。
　
　酒にもあうんですよね！

　それでは、いただきます。